プロジェクト

 工賃向上のためには、業務の効率を上げること、発注者との協議により発注単価を上げることが必要です。それに加えて、各事業所の業務の幅を広げ受注できる業務を増やすこと、自主製品の新しい販路を開拓することも、必要な取り組みです。
 そこで当センターでは、茨城県障害福祉課と連携し、次のようなプロジェクトに取り組んでいます。

施設外就労の促進 プロジェクト

 報酬面で比較的に良いとされている施設外就労を促進する取り組みを行っています。施設外就労は、工賃向上だけに留まらず、障害者の活躍の場の拡大、地域との交流機会創出など、副次的な効果も期待できます。全ての障害者の方々が施設外就労に取り組めるわけではありませんが、十分に取り組める能力をもっているにもかかわらず、初めてやる業務のため作業効率などが見通せず、発注を頂けないケースも散見されます。
 そこで、2020年、茨城県障害福祉課では、作業が習熟するするまでの初期段階の報酬を一部補助する制度を設けました。
 この制度により、施設外就労の中でも注目されている農福連携の実績が、2020年度では大きく伸びました。今後もこのような制度を上手く利用して、施設外就労の促進を図っていきます。

  農福連携 はこちら

Happy置き菓子ボックス プロジェクト

 障害者施設の自主製品の多様な販売機会の創出の一環として、2019年11月から、障害福祉課内でHappy置き菓子ボックスの設置プロジェクトを開始し、良い結果を得ることができました。(当センター会員事業所3施設が協力)
 今後は、設置場所を、官公庁の施設、従業員の多い大手企業などにも広げていきたいと考えています。

  

  茨城県の「工賃向上全体研修会」のページはこちら
  【研修会資料】
   1.県事業説明(全国及び県の賃金・工賃の状況含む)参照

エコボール プロジェクト

 障害者施設業務範囲の拡大と地域との交流機会の増加を目的として、エコボールプロジェクトを2019年度から開始しました。エコボール活動とは、使い込まれた硬式の野球ボールを、障害者就労施設等で縫い直し、再利用する活動です。公益社団法人全国野球振興会(日本プロ野球OBクラブ)がオフィシャル・サポーターを務めている活動で、全国30の施設が全国エコボール連携事業所として登録しエコボール活動を行っていますが、茨城県内で登録している事業所はないため、新たに取り組みを進めております。
 エコボール活動には、障害者施設の活動を理解し、使い込まれた硬式の野球ボールを提供してくれる野球団体が必要です。茨城県最初の協力野球団体として、独立リーグに所属する「茨城アストロプラネッツ」に協力を頂ける事になりました。現在、縫製を得意とする当センターの会員事業所に声掛けを行い、講習会や意見交換を実施しております。引き続き調整をすすめ、2020年度には本格的な実施に繋げていきたいと考えています。

  

  茨城県の「工賃向上全体研修会」のページはこちら
  【研修会資料】
  1.県事業説明(全国及び県の賃金・工賃の状況含む)参照

お弁当 プロジェクト

 お弁当を製造している施設の販売機会の増加のため、2018年度にお弁当プロジェクトを実施しました。共通メニューの開発や、意見交換による技術向上を図りました。2019年度には、官公庁での会議等へのお弁当の供給などの案件獲得に繋がりました。

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